4月 2017 archive

黄昏(たそがれ)

途切れなく 寄せる波 君の足 うちつけて 痛いほど 愛してる 肌寒い たそがれに 赤く燃えて沈む夕日に 君の頬がほてってるよ 知らず顔に風が走る 耳元をかすめながら きらめいて 崩れてく 白い波 見つめてた このままじゃ …

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人魚姫のテーマ

ああ、聞こえるでしょう この歌が さあ、私のそばにずっといて こんなに月が青い夜には 風の坊やがハープを奏でる 私の髪が長く揺れてる 月の光に黒く輝きながら ああ、聞こえるでしょう この歌が さあ、私のそばにずっといて …

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小説・第4話

僕はその頃、演劇部の仲間から「クール」だと言われていた。 「クール」って「頭がいい」とか「冴えてる」ってことじゃなく、「冷淡」だっていうこと。僕は人見知りだった。人と話すことはどちらかと言えば苦手で、一人の時間はもっぱら …

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小説・第3話

高校1年の冬、僕は女の子のことをちっとも分かっていなかった。今は分かっているかと言われると、心許ないが。 その頃興味があったことといえば、詩を書くことや、曲を作ること。リコは好きな彼とつきあっていた。リコにあっけなく振ら …

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小説・第2話

僕達の高校は、山の中腹にあった。高校までは長い坂道が続いていた。道ばたには桜が植えられていて、春には満開の花の下を歩くことができた。 高校自体は旧制の時代からあり、一応「進学校」の中に入ってはいたが、至ってのんびりした校 …

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小説、第1話

「タイトル・未定」 山の中腹にある公園。 遠くには、海が光って見える。 ベンチには、君が座って、僕を見つめている。 そして、ふっと微笑み、僕に話しかける。 「ヒビキ君、大丈夫?」 僕は何とも言えなくて黙っている。 すると …

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小説に挑戦します

この、鬱々とした気持ちを少しでもいい方向に持って行けるように、今の自分ができることをしたいと思う。 いろいろ考えたけど、このブログで小説を書いていきたいなと思う。 web小説みたいなもの? ベースは恋愛小説になるかな。 …

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