2017年5月12日 archive

小説・第7話

あの頃の僕は、ホントにガキで、独りよがりで、女の子を丸ごと受け止めるような度量なんて、持ち合わせていなかった。ユミへの思いも、今から思えば、自分勝手なものだった。 ある時、演劇部の一人が転校するというので、お別れ会を開い …

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