2017年5月23日 archive

小説・第8話

大切に、大切に水を注いできたグラスに、いつしかヒビが入り、少しずつ水が漏れていく。 気がつかないうちに、グラスが空っぽになる。 僕達の恋は、そんな風に壊れていった。 ユミは、僕を好きになろうと、努力していた。僕の好きだっ …

続きを読む