ロンドンで同時テロ

今週は、僕も妻も仕事に追われていて、新聞を読む暇もない。
特に、昨日今日と妻は夜の会議が入り、帰宅するのが日付変更線が変わる頃。
僕は保育所へのお迎え、長男の宿題のつきあい、夕食作り、子ども達と入浴、そして寝かしつけ…
子ども達が寝た後は、食器洗いと洗濯物の片づけ…
文字通り「生活」に追われる毎日だ。
今日保育所から戻って、たまっている新聞を郵便受けから取り出すと、衝撃的な記事が目に飛び込んできた。
ロンドンで同時テロ 死亡33人、負傷者350人:asahi.com

ロンドン中心部で7日午前、地下鉄車両やバスで4件の爆発が起きた。英スコットランドのグレンイーグルズで主要国首脳会議(G8サミット)を主催しているブレア首相は緊急記者会見をし、「テロであることは明白。G8サミットに合わせたものだ」と述べた。警察当局などは37人が死亡、重傷45人、その他負傷者約700人と発表した

ああ、また恐れていたことが起こってしまった。
世界の指導者達は、9.11からいったい何を学んだんだろうか。
米英を中心とした、イラク占領に対する根本的な解決がない限り、同じテロがまた起きるだろう。


もちろん、テロは許されない。
でも、「大量破壊兵器」という嘘を大義名分に、イラクを攻撃したアメリカも、同じようにテロではないのか。
それに無批判について行く小泉首相…
最近の「靖国問題」や「教科書問題」を巡る、日本国の指導者の言動を見ていると、この国はまた戦争への道を歩もうとしていると思われてならない。
ニューヨーク、マドリード、ロンドンときたら、次は東京ではないか。
なぜなら、日本政府はアメリカのイラク支配を支持しているからである。
自国民の安全を第一優先するのが、政府の最も重要な役目ではないのか。
ならば、アメリカ追従の政治を転換し、平和憲法を生かした日本ならではの国際貢献をするべきだ。
隣の部屋では、子ども達が安らかな寝息を立てて、眠っている。
この子達に平和な21世紀を。
それは、大人の責任である。
妻はまだ帰ってこない…
長時間労働の中で、政治に関わる時間さえ奪われている僕たちだが、できることはきっとあるはず。
世の中のお父さんやお母さん達、自分の子どもが銃や爆弾に命を奪われる世界にだけはしないよう、力を合わせよう。
ましてや、自分の子が「正義」や「国」のために人を殺めることなんて、そんなことはさせない、そんな世の中にしよう。
自分の子を再び戦場に送らない。
これは、日々を懸命に生きている僕たちの、譲れない信条になるはずだ。

3 個のコメント

  1. もう暴力はいらない

     フランス革命がおこったとき、貴族たちは民衆が、なぜ自分たちに怒っていたのか知っ

  2. NY、ロンドン、そして東京

    ロンドンの多発テロは、米国の多発テロより非常にやっかいだ。地下鉄、バスといった公共機関を狙ったテロは、日本でオウム真理教が証明したように、防ぐのが極めて難しい。…

  3. NY、ロンドン、そして東京

    ロンドンの多発テロは、9.11の米国多発テロより非常にやっかいだ。地下鉄、バスといった公共機関を狙ったテロは、日本でオウム真理教が証明したように、防ぐのが極めて…

Passing Strangers へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスは公開されません

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください