教え子に再会

今日、13年前の教え子が訪ねてきてくれた。
すっかり立派になっていて、就職先も決まり、4月から東京に行くとのこと。
これから広がっていく未来に、何はともあれ乾杯!
体に気をつけて、自分の夢を追いかけ続けてほしいと、願うばかりである。


「先生の教室を見せてほしい」と言うので、教室に行って思い出話に花を咲かせた。
先生が、いつもどんどん新しい刺激的なことを提案してきて、毎日が楽しかった…
クラスのみんなが、自分の得意の分野でがんばっていて、それぞれが自信を持っていたこと…
先生の書いていた学級通信「Dreams come true 」を読むのが楽しみで、今でも残していること…
いろんなことを話しているうちに、僕もあのころにタイムスリップしてしまって、久しぶりに感慨にふけってしまった。
あのころは僕もまだ20代で、独身だったので、生活すべてが仕事だった…
新しいことを僕自身勉強してきたら、すぐクラスに提案して、みんなも乗ってきて、いろいろあったけど、ほんと、充実した毎日だった。
そしてふと、今の自分が生活やその他いろんなものに追われて、あのころの新鮮な気持ちを失いつつあるんじゃないかと自省した。
そうだよね、やはり「初心忘れるべからず」だよね。
最後にお互いに達した結論はこうだった。
1年F組のみんな、元気かな?
あのときの学級通信や、みんなが折々に書いた作文は、今でも大切に取ってあるよ。
もしこのWeblogを読むことがあったら、コメントしてほしいな。

7 個のコメント

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    • 教え子の母 on 2004年3月23日 at 11:08 PM
    • 返信

    親子で涙を流しながら 拝見しました
    本当に今 わが子が あるのは 先生のお陰です
    アメリカで 先生になりたいと いったときも 僕の人生をかえた先生が いた 僕もそうなりたいと
    いまでは 英語 スペイン語 韓国語 そしてMBAまで先生と
    出会えなかったらと 痛感してます
    素敵な先生に出会い 感謝
    感謝しかないです こんな思いを やっと 伝えられて
    愚息の顔にも 安堵した感じです
    人の人生に こんなにまで しみいり ただ 子育てとおなじで
    結果が でるのが 遅いから ーー
    先生 愚息のような先生の愛を待っている子が いますよ
    親もいたように ーーご自愛くださいませ

    • 教え子 on 2004年3月25日 at 10:13 AM
    • 返信

    英語、30点、50点。成績も後ろから数えた方がはやいほどだった自分。いわば「落ちこぼれ」であった自分を「落ちこぼれ」のレッテルを貼らずに、1人の生徒として受けいれてくれた先生にとても感謝しています。兄は生徒会長、サッカー部部長、そして成績優秀といった中で、自分をだれと比較することなく、1人の人間として僕の長所を活かせる、活躍できる場を文化祭等を通じで、クラスに提供してくださった先生の御指導は僕の人生を大きく変え、自信につながりました。
    後輩の皆さん、あなたにできることってなんですか?
    あなたの得意分野ってなんですか?僕、私には、こんなことが
    できるんですよ、と先生にクラスで提案してみてください。
    先生は必ず、あなたが輝ける中学生活を一緒に見つけてくれますよ。
    最後になりましたが、僕は高校を卒業して、6年間アメリカに
    留学し、向うで、大学院まで勉強していました。また、留学のこと、英語の勉強で相談したいことがあれば、ここに投稿してください。
    「登校」してるだけではだめ。自分の可能性を先生と見つけてごらん。

  1. 書き込んでくださり、本当にありがとうございます。
    学期末のどたばたで、返事を書くのが遅くなり、申し訳ありません。
    身に余る言葉、本当に光栄です。
    当時の僕は、ただ必死に毎日を送っていただけで、自分のやっていることがなんなのか、あまり自覚していませんでした。
    でも、今振り返って思うことは、やはり教師は子どもに育てられて、教師になっていくと言うこと。
    今までのいろんな子ども達との出会いが、僕を育ててくれたと思っています。
    僕の好きな詩に、次のようなものがあります。
    学ぶとは心に誠実を刻むこと。
    教えるとはともに希望を語ること。
    【アラゴン(フランスの詩人)】
    ホントにこの通りだなと思います。
    あのころは、みんなで一緒に「いいクラスって何か?」「ホントの友達って何か?」、考えあっていたと思います。
    今年もクラスが終わって、何人かの女の子から「先生のクラスでよかった」というメッセージをもらいました。
    こんなことがあると、またがんばっていこうという気持ちになれます。
    これぞ、教師冥利ですね。
    僕もまた初心に戻って、新しい子ども達とがんばっていきたいと思っています。
    これからも、ちょくちょく書き込んでください。
    それでは!

    • 教え子の母 on 2004年3月31日 at 1:47 PM
    • 返信

    四国に転勤するにあたり
     桜が 咲いた人 おめでとう
     桜が咲かなかった人も 心からおめでとう
     咲いた人は 一層 精進を
     咲かなかった人 大チャンスです
     何がって?悔しくて きっと胸が 張り裂けそうよね
     10年前 桜が 美しく思わなかった
     27才 25才 21才
     ただの高校受験失敗じゃなかった3人の愚息
     1区のみんなは 3区にある都島工業高校しらないでしょう?
     すべてすべって そこにいった27才 早稲田大学に入学
     25才も自分の力で 全米の優秀者リストにのり 学費 なし
     21才は中退して 今 アメリカで数学専攻して 教えてる
     最後まで 自分を信じて ーー
     あなたの存在が 宝石なんですよ
     
     子供を産んで 育てて 出会えて よかった
     5月にアメリカに卒業式にいきます
     みんなも 新たな世界で がんばってね

  2. 四国に行かれるんですね。
    お体には気をつけて。
    インターネットはグローバルですから、これからもお越しください。
    僕の長男が、今日6年間の保育所生活を終えました。
    お世話になった先生達に挨拶していって、終了式以上に感傷的になったりして。
    息子も心なしか寂しそうでした。
    でも、よく考えたら、下二人がまた同じ保育所に残っているので、まだまだつきあいは続くんですよね(^^)
    それを知って、長男もちょっと安心したようでした。
    子育てって、ほんと、奥が深いです。
    自分の子どもだって、思い通りにならないんだから、ましてや他人の子なんて。
    今、いろんな意味で、親として教師として「謙虚」になるべきだと思っています。
    そう思えば、もっと子どもの可能性を信じて、ゆったりした気持ちで接していけるような気がします。
    生まれ、生きていること自体に価値がある。
    そう思ってくれるように育てたいし、仕事もしたいです。
    このBlogを読んでくれている卒業生や在校生、保護者のみなさん、ここを繋がる場にして、いろいろ語り合えたらいいですね。
    では、教え子の母さん、どうぞお元気で。

    • 教え子の母 on 2004年4月1日 at 7:16 AM
    • 返信

    涙って 自分へのごほうびかも
    よくがんばったなあって走馬灯のように数年を振り返りーー
    子育ては自分育てとおもいました
    親としてはいかに自立をさすかがテーマですが
    ライオンにならないといけない時もありますものね
    この間 息子が店で1週間 英語のお話会をしていました
    これが先生に出会い 自分をかえた先生への感謝だそうです
    先生にはならなかったですが アメリカでも 図書館 小学校でボランティアをしてました
    ささやかな自分の行動で 僕のように あの先生に出会ったから
    人生が 変わったったと体験者ができることなんでしょうね
    1年アメリカの留学していて感じたことは 先生は 雲の上じゃ
    なく威圧をあたえなくても と根本的に違うとおもいました
    それは3日やすめば学年がおちますし 3回遅刻してもですから
    みんな 早くから席につきますし 先生の部屋には いつも
    生徒がおしえをこうためにならんでいる
    アメリカの図書館もしかり あんなに勉強しないと卒業できない
    そんな体験をして 息子の留学の大変さを実感しました
    I PROUD OF YOUっていつも 生徒にいう先生が素敵でした
    もちろん生徒の私もいわれたて育ててくださいました
    一番の高齢者の生徒をですよ(笑う)
    先生もお元気で
    先生のなさっていること素敵です
    私は 謙虚な先生が好きでした
    ベテランといわれる先生がいる中で生徒と同じ目線で生きておれれたから好きでした
    今日は2男の入社式 やっとここまできたって正直な感想です
    では また 

  3. 子育ては、自分育て…
    全く言われるとおりですね。
    長男が7歳になり、僕もようやく親としては7歳、というレベルかもしれません。
    教師になって19年目。
    ということは、まだ「成人」していないと言ってもいいのかもしれません。
    僕も中学生の時、アメリカに1年いたのでわかりますが、生徒と教師がフランクでありながら、でも、きっちりと一線を引いていて、厳しいという2面がありました。
    日本の学校を振り返ると、考えさせられることが多いですね。
    僕はこれからも生徒の立場に立ちつつ、ともに「自分らしく」生きる道を、子ども達と見つけていきたいと思います。
    それでは。

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