Mastodon地域インスタンス「箕面どん」をv3.0.0にアップデートしました

しばらくMastodon関係のことは書いていなかったが、箕面どんとしては順調にアップデートに追従していた。
そのMastodonもいよいよv3.0.0が公開され、更に新しい世界へと進んでいるので、これを機に久しぶりにブログを更新したいと思う。

Mastodon v3.0.0での更新内容はかなり多いので、興味ある方はリリースノートを読んでいただきたい(英語だが)。
https://github.com/tootsuite/mastodon/releases/tag/v3.0.0

ここでは、さくらのクラウドのCentOS上のnon-dockerで、どのようにアップデートするか、それに限って書きたいと思う。

まず、Ruby 2.6.5をインストールすることが必要である(Ruby 2.6.4には脆弱性が発見されたので、他のMastodonのバージョンでも使わない方がいい)。
箕面どんでは前にRuby 2.5.1をインストールした時に、rbenvやruby-buildの環境を整えていたので、今回は以下のコマンドでアップデートできた。
※なお、作業は全てmastodonユーザーで行う必要がある。

$ cd ~/.rbenv
$ git pull

$ cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build
$ git pull

$ rbenv install -v 2.6.5
$ rbenv rehash
$ rbenv local 2.6.5

Ruby 2.6.5が設定されているかどうか確認する。

$ ruby -v
ruby 2.6.5p114 (2019-10-01 revision 67812) [x86_64-linux]

問題がなければMastodonのアップデートに移る。
ここではリリースノートをよく読むこと。それを守れば失敗することはない。
基本的な手順はいつもと同じである。
まず、liveディレクトリに移動することを忘れてはいけない。

$ cd live
$ git fetch
$ git checkout $(git tag | sed -e "/rc/d" | tail -n 1)
$ gem install bundler
$ bundle install
$ yarn install

ここから後のコマンドと手順が違うので、要注意である(全てリリースノートに書いてあるが)。

$ SKIP_POST_DEPLOYMENT_MIGRATIONS=true RAILS_ENV=production bundle exec rails db:migrate
$ RAILS_ENV=production bundle exec rails assets:precompile

ここまでの処理が終わったら、一旦サーバーを再起動する。
再度接続を確認したら、次のコマンドを打つ。

$ RAILS_ENV=production bin/tootctl cache clear
$ RAILS_ENV=production bundle exec rails db:migrate

もう一度再起動。
接続を確認して、晴れてv3.0.0になっていれば成功。

それでは、素晴らしいMastodon Lifeを!

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