日本人ジャーナリスト、イラクで殺害される

戦争状態のイラクで、また恐れていたことが起こってしまった。
日本人外交官に続いて、すでに4人の方が犠牲になったことにある。
お二人とも、イラクの本当の姿を日本に知らせようと、身を挺して活動しておられたことを知った。
このような高い志を持った人が、命を落としていくことが残念でならない。
アサヒ・コム小川功太郎さんが家族に送ったメールが紹介されていたが、その中にあった次に言葉が心に残った。

日本では人質事件以降イラク報道の熱が冷めたように聞いているけど、本当ですか。イラクは実は今こそひどいことになってます。特にファルージャという町での米軍の蛮行は目に余るものがあります

今のイラク情勢の混迷は、アメリカの占領にその原因があるのは明らか。
多くのマスコミがアメリカ・日本政府側にたった報道しかしない中で、このようなジャーナリストの方がおられるから、僕たちは本当のことを知ることができるのを、忘れてはいけないと思う。
小泉首相は「この事件で自衛隊派遣に影響はない」と言っているそうだが、アメリカの後をついて行っているから、日本人が狙われるのははっきりしているわけで、スペインのように撤退し、自国民の安全を守るべきだ。
それこそ、一国のリーダーとしての責務だろう。
有事関連法案にしろ、年金改悪法案にしろ、今の政府のやり方には腹が立つばかりだ。
この件についても、また書きたいと思う。
亡くなられた方のご冥福を祈りつつ、僕たちは僕たちで自分たちのできることを考えていく必要があるだろう。

1 個のコメント

  1. 泥沼のイラク情勢

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