ムシキングカードを考える

長男がいつも一緒に遊んでいる、一つ下の男の子が、ムシキングカードをたくさん持っている。
子ども心に、それを見ていると自分もほしくなってくるのは当然。
自分の持っているレゴのおもちゃと交換するなんてことをして、その子からもらったりしていた。
これはちょっといけない傾向…
僕としては、こういうカードゲームは、どんどん買わせていく仕組みになっているし、余り気乗りはしないのだが、温室で子どもを育てるなんてことは無理だし、一定は世間の流行に合わせていかなければ、子どもも生きづらいだろう。
どうやら、妻が子どもと約束をしていたみたいで、今日初めてムシキングカードを手に入れてきた。
★甲虫王者ムシキング 公式ホームページ★


話を聞くと、ゲーム機に100を入れるとカードが出てきて、それを使って機械と対戦する遊びのよう。
おいおい、カード1枚100円かよ。
しかも、カードには「ムシカード」「ワザカード」があるようで、たくさんそろえた方が自分のカブトムシが強くなる仕組み。
考えたな>SEGA
もう、長男はたくさんほしくて仕方がない。インターネットでカードホルダーを買ってほしいと言ってくる。
聞いているとイライラしてくる。
その上、ゲームボーイアドバンスのムシキングまでほしいなどと…
僕はこのようなゲームを子どもにやらすのは、根本的に反対だ。
僕「お金がたくさんかかるぞ。誕生日プレゼントとか我慢してまでほしいのか」
長男「がまんするから、ほしい」
妻「そんな、交換条件みたいなこと…」
この言葉にかちんときて
僕「交換条件で言ってるんじゃない。やり始めたらどんどんほしくなるだろう。おもちゃもほしい、カードもほしいなんて、あれもこれも買うなんてできない。我慢できるのか? お父さんはムシキングカードは必要ないと思っている。もう2度とするな!」
と、言い放ってしまった…
…落ち着いて考えると、ちょっと感情的になって言い過ぎてしまった。
無理に我慢させても、決していいことはない。かえって、親に隠れて手に入れようとする。
かといって、無制限にやらせることもよくない。
ここは、子どもに約束させて、その範囲内でやることを認める方が子どものためにいいだろう…
そう考えて風呂から出てくると、長男が「ムシキングカードがほしい」としくしく泣いている。
そこで、「月に何回と回数を決めて、やれるか? 約束して守れるか?」と聞いて、許可してやることにした。
…ふー、むずかしいね。
この消費文化の中で子どもを育てることは、常にこういう問題と直面することになる。
自分が育った頃とは大違いなので、自身の経験が参考にならないところがつらい…
我慢する心は育てたいし、かといって、自分を押さえつけていることは、将来必ずほころびがでるし。
父親8年生のHaruは悩むのであった。
ぜひ、皆さんの意見を聞かせてくださいm(__)m

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