謹賀新年

あけましておめでとうございます。
去年はいろんな方に支えていただき、大過なく過ごすことができました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、元旦恒例のNHKのウィン・フィルオーケストラの新春コンサートを見た。
今年の指揮者はリッカルド・ムーティ。
毎年いろんな指揮者で楽しませてくれるが、今年はまたムードたっぷりで、しかも円熟した演奏で感動した。
これまた恒例の指揮者の新年の挨拶。
今年は世界の情勢を反映してか、いつもよりも長く、そしてメッセージの強いものだった。
「いろんな痛みや対立がある今、音楽を通して、国や民族や宗教の違いを超えて、楽しみを共有したい。私たちの子ども達に平和を」…。
ムーティの言葉(もちろん英語)を聞きながら、じーんとしてしまった。
日本人の指揮者だったら、ここまで語れたかな。
イラク戦争が泥沼化し、テロの連鎖は終わらず、日本が戦後初めて他国民を殺すことになるかもしれない2004年、平和を求める声が人類の本質であることを、信じて精進していきたい。
その後、アンコールで演奏されたヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」は何とも言えない感慨をもって聴いた。
この地球(ほし)の美しさをいつまで守り続けよう…。
最後はラデツキー行進曲。会場と一体になった演奏で幕を閉じた。
歌を作るものの端くれとして、今年も歌うように、ゆっくりと、でも筋は通して生きていきたい。

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください