あめが ふりしきる

からだのなかに
こころという どうくつがあるのなら
それをなにで みたせばいいのだろう
そとは あめが ふりしきる
なにもかも うちけすような
あまおとを ひびかせて
このあめに うたれれば
なにかが かわるのだろうか
ぼくは ぼくだけでは
なにものでもない
ひとのなかにいるとき
ぼくは ぼくに なるんだ
こころという どうくつに
このあめをみたせば なにかがかわるのなら
ぼくは いつまでも
あめのなかに たちつくそう
こたえが みつからない
ひとりの よるに
ただ あめが ふりしきる

2 個のコメント

  1. こころという洞窟に,いつの間にか身体が閉じ込められるような,そんな孤独感が感じられるようでした。雰囲気のあることばですね。突然にお邪魔してしまいました。また,お邪魔させていただきたいと思います。よろしくお願いします,そして始めまして。

  2. yutaさん、お越しくださりありがとうございます。
    時々独り言のように書く詩にコメントをつけてくださる方はまれなので、とてもうれしかったです。
    どこでここをお知りになったのか、ブログにおじゃまさせていただいたら、「こころ模様」つながりだったんですね。
    こういうネットワークがブログのおもしろさですね。
    これからもよろしくお願いします。
    そちらにもおじゃましますね。
    それでは。

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