6月 21 2017

Mastodon、Macに「Naumanni」をインストールする(その2)

前回の記事で、MacにMastodonのwebクライアント、「Naumanni(ナウマン)」をインストールした手順を書いたが、結論からいうと、前のやり方では不十分である。

Chromeでhttp://localhostが通らないとか、Safariでhttp://localhost:8080が通らないとか、あげくの果ては、「mstdn.jp」にアクセスできないとか。
どうしてこんなことになるのかよく考えてみると、「Naumanni」はMacの中にwebサーバーを立ち上げ、その「8080」ポートを通して、インスタンスに接続して使うものである。
ということは、Mac内部にwebサーバーが立ち上がっていないということではないか?
そう言われてみれば、今のMacにはweb共有がなくなってる。
つまり、webサーバーをインストールしなくてはいけないということである。

後、Dockerは一種の仮想環境を提供するものである。
ということは、Mac内にバーチャル・マシンがあるはずである。
試しに、ターミナルで「docker-machine ls」のコマンドを打ってみるとエラーになる。
つまり、仮想マシンがないのである。これでは、「Naumanni」もうまく動くはずがない。

ググってみると、今のバージョンの「Docker for Mac」では、バージョンマシンの作成は「Docker Toolbox」を使って行うとのこと。

Mac OS X へのDockerのインストール方法

というわけで、ようやく「Naumanni」をインストールする手順がわかった。

  1. Docker for Macをインストールする
  2. Docker Toolboxをインストールする
  3. ngixn(webサーバー)をインストールする
  4. Naumanniをインストールする

以下、この手順で、説明していきたいと思う。

1. Docker for Macをインストールする

これは、前の記事で説明したので、割愛する。

2. Docker Toolboxをインストールする

ここで躓いてしまった。
MacOSの最新版、macOS Sierraでは、pkgファイルからはインストールできないのである。
いろいろ調べてみると、コマンドラインでインストールする方法があった。

macOS SierraでDockerを再インストールしたときに発生した問題

どうやら「Node.js」をインストールしないといけないようである。
ここを乗り越えないと先へいけないので、頑張って取り組むことにする。
参考にした記事は、以下の通り。

Node.jsをMacにインストール!

ここにある通り、Homebrew→Nodebrew→Node.jsの順にインストールしていく。

まずは、Homebrewのインストール。これから後の作業は、全てターミナルから、コマンドラインで行う。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

僕の記憶が正しければ、この時同時に「Xcode Command Line Tools」がインストールされるはずである(ちょっと不明)。

次は、nodebrewのインストールである。

$ brew install nodebrew

インストールできたら、バージョンを確認。

$ nodebrew -v

以下のように、ずらずらっと表示されたらOK。

次は、いよいよnode.jsのインストールである。
最新版をインストールしたいので、下記のように打つ。

$ nodebrew install-binary latest

バージョンを確認すると、下記のように最新版になっていた。

$ nodebrew list
 v8.1.2

current: v8.1.2

以下のサイトも参考にしてほしい。

Node.jsをMacにインストールしてnpmを使えるようにする

【おまけ】
これで、npmが使えるようになったんで、yarnもインストールしておいた(Naumanniとの依存解消のため)

$ brew update
$ brew install yarn

これで、ようやく「Docker Toolbox」をインストールできる。

$ brew update
$ brew cask install docker-toolbox

インストールが完了したら、Dockerのメニューから「Kitematic」を選択する。
僕の記憶では、この作業でバーチャル・マシンが作成されたように思う(うろ覚え)。

うまくバーチャル・マシンが動いているかどうか、テストにコンテナを作って見て確認する。

$ docker run hello-world

以下のように表示されたら問題ない。

$ docker-machine ls
 NAME  ACTIVE DRIVER   STATE  URL             SWARM
 default *   virtualbox Running tcp://192.168.99.101:2376

3. ngixnのインストール

ようやく、ngixnのインストールである。

これはDockerからインストールする方法と、homebrewからインストールする方法があるが、僕は多分homebrewでインストールしたはず(多分)。

$ brew install nginx

そして、起動させる。

$ ln -sfv /usr/local/opt/nginx/*.plist ~/Library/LaunchAgents
$ launchctl load ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.nginx.plist

4. Naumanniのインストール

これは前回の紹介した方法で問題ない。

$ docker pull naumanni/naumanni-standalone
$ docker run -it -p 8080:80 naumanni/naumanni-standalone

これで、http://localhost:8080/で接続して、Naumanniが表示されたら成功である。

Dockerのコンテナを確認したら、以下の通りになっているはず。

$ docker images
 REPOSITORY                   TAG    IMAGE ID     CREATED     SIZE
 hello-world                  latest 1815c82652c0 5 days ago  1.84kB
 naumanni/naumanni-standalone latest da2a67443f33 2 weeks ago 119MB
 nginx                        latest 958a7ae9e569 2 weeks ago 109MB

と、一通りの流れを書いたが、一日経った今、うまく接続できるのはChromeだけである。SafariもFireFoxもアクセスができない。
これ以上は、僕には分からないので、詳しい方の教えを請いたいものである。


6月 17 2017

Mastodon、Webクライアント「Naumanni」を試す

Mastodon(マストドン)の関連の集会などが最近多く開催されており、いろんな人がマストドンを知るようになってきたと思う。
その中でも、大阪で行われていた「マストドン会議4」で、清水亮さんが使っておられたクライアントが、使いやすそうで気になった。
調べてみると、「Naumanni(ナウマン)」という名のwebクライアントだと分かった。

Mastodon専用ウェブクライアント「Naumanni」、UEIとグルコースがGitHubで公開

まだまだアルファー版だが、標準版ではどこにいったかわかりにくいダイレクトメッセージなどが、分かりやすくなっているし、インスタンス間のメッセージも暗号化される機能が搭載される。
複数のインスタンスのLTLが読める「統合ローカルタイムライン」なども便利だ。

「Naumanni」はGitHubで配布されている。
https://github.com/naumanni/naumanni

インストールはDockerを使えばできるようだが、そのDockerは、どうインストールしたらいいのか。
いろいろググってみると、今は「Docker for Mac」を使えば簡単のようである。
インストール方法は、下記を参考にしてほしい。

Docker for Macをインストールしてみた

僕がやったことは、次の通り。
まず、「Docker for Mac」を入手する。
Docker for Mac

「Stable」と「Edge」があるが、できるだけ新しいバージョンがほしいので、「Edge」を選ぶ。

ダウンロードして、イメージファイルをマウントして、アプリケーションフォルダにコピーする。

「Docker」をダブルクリックして、立ち上がった後は、上のwebpageを参照してほしい。
ターミナルでバージョンを確認してみたら、「17.06.0-ce-rc4」だった。

さて、「Naumanni」のreadmeには「依存関係」で、
yarn >= 0.23.4
node >= v7.5.0
docker >= 17.03
と書いてある。
しばし考え、Dockerが一種の仮想環境を作るのなら、yarnやnodeがなくてもインストールできるはずと考え、インストールしてみた。

インストールは簡単で、readmeにあるように
$ docker pull naumanni/naumanni-standalone
$ docker run -it -p 8080:80 naumanni/naumanni-standalone
のコマンドを叩くだけ。ダウンロードが始まり、いとも簡単にインストールが完了した。

終わればブラウザを立ち上げ、http://localhost:8080/で接続すると、「Naumanni」が立ち上がる。

今のところ、軽くて、いい感じである.

yarnやnodeを省いた結果どうなるかは、もう少し使ってみないと分からないが。

ところで、Docker Toolboxがインストールできないのだが、これはmacOS Sierraでは機知の問題のようである。

macOS Sierra Docker Toolbox のインストーラがエラるので Brew cask でインストールした

やっぱ、Nodeをインスールしないといけないのか…
今夜は疲れたので、この辺で。


6月 10 2017

小説・第9話

ユミは僕に手紙を渡すと、そのまま消えてしまった。
僕はどうしていいのか分からず、しばらく立ち尽くしていた。

ようやく決心が固まり、僕は手紙を開いた。

<ヒビキ君、私、あなたのこと、ほんと好きだったよ。
でも、もう限界。あなたと一緒にいることに耐えられなくて。
こんな言葉使ってごめんね。正直、嫌悪感しか感じないの。

それに、私、好きな人ができて。一緒にコンサートした人。
久しぶりに、恋の気分を感じてる。

ごめんね、ヒビキ君。さようなら。 ユミ>

読みながら身体の力が抜けていくと同時に、すこんと胸に落ちた気がした。
ああ、もう終わったんだ。
実感として、納得できた。こういう終わり方をしてくれて、ユミに感謝だな。

その夜は、いろいろ思い出して、一睡もできずに朝を迎えた。

学校に行くと、ユミは新しい彼と一緒に廊下を歩いていた。とても楽しそうに話をしながら。
そうか、彼女はこういうのを求めていたんだ。
♪この頃 あなたは明るくなったみたい
 僕のいないところで微笑んで♪
自分が作った歌そのままじゃないか。
何してるんだ、俺。

自分のバカさ加減に悶々と過ごしていると、ある時、リコから呼び出された。
「これ」
と言いながら、リコは小さい紙包みを渡した。
?ってなりながら、中を見ると、小さい小物入れの袋が入っていた。
「私が作ったんだから」
リコは上目遣いに言った。
「そうなんだ。あ、でも……」
と言いかけると
「彼と付き合ってから、初めて他の男の子のために作ったんだから」
そんなことして、大丈夫なの?って、思ったが、リコはにっこり笑って、
「ヒビキ君のイメージで、ブルーのギンガムチェックにしたんだから。大切に使ってよ」
ありがとうって言う暇もなく、リコはクラスメイト達の中に紛れていった。

なんやかんやで、僕達は高校を卒業した。僕はいかに女の子を理解していないか、うちひしがれながら。
とりあえず合格する大学を受け、僕は大学生になった。
ユミと彼とは違う大学に進学したとか。そして、彼に新しい彼女ができたけど、ユミが別れたくないって言っている、って噂が流れてきたけど、僕にはもう遠い話だった。
(続く)


6月 04 2017

Mastodon、Mac用のクライアントをインストールする

二日前ほど、Mastodonをやってみたが、面白い!
この面白さは昔どこかで経験したことがあるなあと考えていたら、10数年前にやっていたチャットと同じものだった。
当時はIRCやICQなどがあり、グループチャットや1対1のチャットなどができた。そういや、ファイルを送信できるものもあったな。

Mastodonは「グループチャット」と雰囲気的に近い。
どんどんtootが流れてきて、それぞれ絡んでいく。「ふぁぼ」の反応もすぐ来る。
このスピード感は、久しく忘れていたものだ。
これは、選んだ「インスタンス」によっても違うと思う。大阪の中心にしたメンバーが集まっているので、お互い親近感があり、話しやすい。インスタンスに地域に関わったものが多いのも納得できる。

しかも、今日は大阪のインスタンスのオフ会があったようで、参加者やネットから見ている人で大いに盛り上がった。
この感じは、7・8年前に流行った「Brightkite」を彷彿とさせるものだった。

さて、Mastodonだが、発表されたのが2016年7月で、まだ7か月の新しいサービスだ。
基本的にwebアプリなので、ブラウザから利用できるのだが、何かと使い勝手が悪い。やはり、手元にあるスマートフォンから利用できれば使いやすい。
iOSで使えるクライアントアプリはかなり充実してきて、App Storeで検索すればたくさん見つかる。
いろいろ試してみた結果、僕としては「Tootdon」が一番いいかなあと感じている。

「Tootdon – トゥート検索対応アプリ for Mastodon (マストドン)」

tootの内容を検索できる機能が便利である。僕なんかは「佐野元春」「桂枝雀」などど検索してみて、趣味が合いそうな人を早速フォローしてみた。
アプリの画面は以下の感じである。

使い勝手は、いわゆるTwitterクライアントと変わらない。違和感なく使えると思う。

しかし、Macを使いながらiPhoneでやり取りするのは面倒である。もちろんSafariなどのブラウザからアクセスすればいいのだが、そうすると複数のインスタンスを行き来する時に、タブを切り替えるので動作の無駄が多い。
そこで、macOS用のクライアントがないか調べてみると、ちゃんと存在した。

https://github.com/rhysd/Mstdn/releases

Githubというサイトで配布している。本来なら「npm」といったコマンドを使ってインストールするのだが、そのために他のものをいろいろインストールしないといけないし、時間がかかるので、アプリ版をインストールすることにした。

一番上の「darwin」版をダウンロードし、解凍したフォルダの中にある「Wstdn」アプリを「アプリケーション」フォルダに入れる。
問題はここからで、「Wstdn」をダブルクリックすると表示される「config.json」ファイルを編集しなくてはいけない。
readmeを読んでみると、”mane”にスクリーンネーム、”host”にインスタンスのURLを書き込めばいいとのことだが、何度やっても下のようなアラートが出て起動してくれない。

アラートを見ると、どうも「”」が悪さをしているようである。よ〜く見てみると、”mane”と”host”のところにある「”」の形が微妙に違う。試しに、他の場所から「”」をコピペしてみると、見事に起動した。
そこで、readmeにあるように、”name”と”host”の部分を複数回コピペして、それぞれ書き込んでみると、ちゃんとマルチアカウントで動作した。Accountメニューからそれぞれのアカウント選べば、瞬時に入れ替わる。ブラウザで使うより、断然使いやすい。

僕のconfig.jsonは以下の通り。

「Mstdn」を起動すると、こんな感じ。

なお、インストールに当たっては、下記の記事がとても参考になった。

mastodonマルチアカウントクライアント「mstdn」 導入メモ

では、皆さんも是非「Mastodon」を楽しんでください。


6月 02 2017

Mastodon、始めました!

今、じわじわときている「Mastodon(マストドン)」を始めた
「Mastodon」とはなんぞや、と言う人は、以下のwebpageがその仕組みや思想がよく分かると思う。

gnusocial や mastodon の哲学

一部ではTwitterの代替サービスのように言われているようだが、本質的に全然違う。
Twitterを「中央集権」的なサービスだとしたら、Mastodonは「分散」型のサービスだ。
そこには、一社が全てを支配し、決定している世界ではなく、複数の「インスタンス」(サーバー)があり、そのどれかに(あるいは複数のインスタンスに)登録し、500字以内で今の自分を「toot(トゥート・吠える)」する。
「インスタンス」同士も連携しており、他のインスタンスにいるユーザーのフォローもできる。

と書いても、やっていない方には、全然想像できないと思うが^^
今日半日使って見て、久しぶりに気持ちがハイになった。
これはTwitterを初めて使った時の気持ちに似ている。2007年5月に始めたのだが、その頃は今ほどのユーザーはいなくて、フォローしあった人とはとても親密な感じになった。お互い、リプライしあって。今でもつきあいが続いているくらいだ。
それがユーザーが増えるに従って、一方的にツィートする人たちが増え、政治的なことを書くとドバーッと非難のリプライがついて(僕が反主流派だから、ますますだろうけど)、かつての牧歌的なムードはなくなってしまった。

今日は主に大阪に住んでいる人たちが参加しているインスタンスに登録してみたのだが、同じ所に住んでいるということもあって、みんな和気あいあいという感じ。初参加の僕も温かく迎えてもらえた。
この雰囲気は、10年前のTwitterのようだった。それぞれのtootが絡んでいく感じに、久しぶりに興奮してしまった。

インスタンスもまだ数は少ないが、いろんなものがあり、音楽を愛好している人たちの集まりや、小説を書いてる人たちの集まりもある。自分の興味・関心でインスタンスを選べば、気持ちのいい関わりを作ることができる。
そして、気が合いそうな人をフォローする。Twitterのあてどない感じに比べて、嗜好がはっきりしてる相手なので、気持ちのいいタイムラインを作ることができる。
現在、日本にあるインスタンスは、下記のwebpageを参考にしてほしい。

日本のインスタンス一覧

なんとなく、イメージはわいてきただろうか。
まずは難しいことを考えずに始めてほしい。そうすれば、感覚的に分かってくると思う。

しばらく使って見て僕が思ってことは、「自分のインスタンスを立ち上げたい」ということ。
VPSなどのサーバーをレンタルして、Linuxの知識があれば、自分のインスタンスを立ち上げることができる。
そうすれば、自分のtootは自分のサーバーに保存されるし、ネットの中でもっと自由になれる。

この「自由」という感覚がとても大切だと思う。
Twitterという会社に自分のTweetを全て管理されているのとは違って、自分の発言は自分で管理し、責任を持つ。
そういう意味でも、新しいコミュニケーションのあり方を提示しているのが、Mustodonなのである。
僕が最近ブログの更新を頻繁に始めたのも、同じ理由である。
facebookはその一社に全て握られているし、友達同士の結びつきが強すぎて、書く内容も選択してしまうし、ぽろっと本音を書くと「友達」から「それはSNSにはふさわしくない」とダメ出しされる。

その分、ブログは自由だ。
僕のブログはどこかのサービスを使っているのではなく、自分でサーバーを借り、Wordpressをインストールして、独自にドメインも取って運営している。誰かの元にあるのではなく、完全に僕の責任の下で公開している。
こういう自由が、インターネットの世界では重要ではないだろうか。
自分で責任をもっているからこその自由。ここにこれからの世界のあり方があると思う。

最後は話が大きくなってしまったが、Mustdon、面白いです。
ぜひ、この世界を味わってください。


5月 27 2017

SafariでSilverlightを有効にする方法

DVD鑑賞が大好きな僕は、いろんな動画配信サービスを試してきたが、今回、TSUTAYAの動画配信サービスを試してみることにした。
30日間は無料で、動画配信と、DVD・CDの宅配サービスが利用できる。僕としては、むしろDVDの宅配サービスに興味があったのだが。

TSUTAYA DISCAS

早速、動画配信でビデオをレンタルして観ようとしたのだが、「MicrosoftのSilverlightをインストールする」ようにアラートが出てくる。

Macではほとんど見たことがないアラート。今更ながら、Mac版のSilverlightがあるんだと知ったが、このままでは先に進めないので、ダイアログをクリックして、インストールする。
しかし、アクセスすると同じアラートが出て先に進めない。いろいろ調べてみたが、どうやらSilverlightが有効になっていないようである。

Macの場合、プラグインはルートの「ライブラリ」ディレクトリの「Internet Plug-Ins」ディレクトリの中に保存される。見てみると、Silverlightの他にAdobe Flashなどのプラグインがある。
これらの有効・無効を切り替えることはできないかと、Safariをいろいろ触っていると、「環境設定」からできることが分かった。
Sarariの「環境設定」を開くと、下のようなウィンドウが開く。

「セキュリティ」タブを選択し、一番下の「プラグイン設定」をクリックする。
すると、ダイアログが出るので、左から「Silverlight」を選択し、TSUTAYAの動画配信のURLを探す。

URLは「http://movie-tsutaya.tsite.jp」なので、右のメニューの「オフ」を「オン」にする。

「完了」をクリックしてダイアログを閉じ、元のサイトに戻ると、ちゃんと動画が表示された。

ところで、TSUTAYAの動画配信だが、新作は有料で、これだと基本料金に追加料金を払う形で、あまりお得感はない。
それよりも、宅配サービスの方が魅力的だ。店舗まで行かなくてもいいし、返却も最寄りのポストに入れるだけでいい。1ヶ月最大8枚までレンタルできて、料金は2,000円弱。
僕は、こちらの方で契約することになりそうだ^^


5月 23 2017

小説・第8話

大切に、大切に水を注いできたグラスに、いつしかヒビが入り、少しずつ水が漏れていく。
気がつかないうちに、グラスが空っぽになる。
僕達の恋は、そんな風に壊れていった。

ユミは、僕を好きになろうと、努力していた。僕の好きだったアーティストの曲を何回も聴いて、好きになってくれたり。自分勝手に不機嫌になっている僕に、いつまでも付き合ってくれたり。
でも、僕は相変わらずだった。彼女の前ではいつも無言で、彼女の顔を見ることもなく。いい加減、俺の気持ちを察しろよ、みたいな感じで。そして、最後にはキスを求めて。
そんな僕の一方的な恋の仕方も、終わりを迎える時が来た。

高3の文化祭では、演劇部の仲間や新しい友達も入れて、教室を借りてコンサートを開いた。
その練習の時から、やけにユミになれなれしい男がいた。その頃から、ユミの様子が変わってきた。彼といると、とても楽しそうで、僕の前では見せない笑顔だったりする。彼が運転する自転車の後ろに乗って、嬉しそうにはしゃいだり。
帰りもこれまでとは違って、僕とは一緒に帰らなくなってきた。女の子と一緒に帰ったり。気がついたら、僕が一人残されていたり。
文化祭が終わると、彼とユミとの関係は、傍目から見ても親密な感じだった。僕は気が気で仕方なかったが、もう手が届かないものだった。

そんな時、またリコが話しかけてきた。
「ヒビキ君、どうしてる?」
僕がうやむやな感じで返事を返すと、リコは唐突に言った。
「ねえ、私達、手紙の交換をしない?」
ええ? 何で突然に? 彼氏はダイジョウブなの?
そんな僕のことなど気にする様子もなく、
「これからは、ヒー君って呼んでいい?」
ヒー君? それって、親しいのか、軽く扱われてるのか、どっちだ?
僕の動揺なんてお構いなしに、リコから手紙が届いた。
内容は、好きなアーティストのことか、日常のどうでもいいこと。でも、それを読んでいるのは楽しかったし、返事を書くもの楽しかった。
高1の時にあっさり振られたことも忘れてしまうほど、リコとの手紙の交換は楽しかった。

でも、ユミのことを忘れることはできなかった。もう一度やり直したかった。僕は何とかユミを呼び出した。
僕の前にいるユミは、身体を硬くしているのがわかった。僕は恐る恐る話を切り出した。
「僕達、もう一度つきあえないかな?」
返事はなかった。僕はもう一度押してみた。
「お願いだから」
「もう、ダメ」
ユミははき出すように言った。
「もう、戻れない」
「そんなこと言わずに、もう一度……」
「私がダメって言ったら、ダメなの」
強い口調だった。僕がたじたじしていると、ユミはポケットから手紙を出すと、僕に渡した。
「これ読んで」
彼女はそのまま帰ってしまった。手紙を手にしたまま、僕はぽつねんと残されてしまった。
(続く)


5月 21 2017

僕が死ぬ時には

僕が死ぬ時には
霞がかった春の午後がいい
桜が満開のその下で
花びらが杯に浮かんでいたりして

僕が死ぬ時には
フォーレのレクイエムが流れているといい
「アニュス・デイ」の調べが
高い空に吸い込まれていく

僕が死ぬ時には
長ったらしい弔辞はいらない
葬式は早々に済ませて
みんなで飲み明かしてほしい

僕が死ぬ時には
僕はそこにはいない
その時どこにいるのか
今の僕にはちっともわからないけど

僕が死ぬ時には
あなたにそばにいてほしい
あなたと手をつないで
僕は安らかに消えていきたい

あなたが僕を思い出す時
あなたの中で僕は生きている
あなたの涙のしずくの中で
僕は生まれたばかりの赤子になる

だから 泣かないで
生と死が切れ目なくつながっているなら
僕はきっと戻ってくる
春の午後の桜の木の下に


5月 17 2017

hulu.jpからhappyon.jpに変わったら、Firefoxで再生できなくなった。

2017年5月17日から、動画配信サービスの「フールー」がリニューアルを機に、ドメインを「hulu.jp」から「happyon.jp」に変更した。
僕も早速、ブックマークを登録しなおして、アクセスしてみたのだが、何と「Firefox」で動画が再生されなくなっていた。

何ということ! 僕はずっとFirefoxを愛用してきたので、これは痛い。今回のリニューアルで、Firefoxは動作環境から外されたようだ。
firefoxは下のように、最新版をインストールしている。

もちろん、「Chrome」や「Safari」からは、問題なく再生される。

現在、Firefoxがどのくらいのシェアがあるのか気になったので、ググってみた。

WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)

Chromeが断然のトップだが、Firefoxの国内のシェアは3位である。

バージョン違いの6位の分と合わせると、14.63%になる。4位以下のブラウザと比べても、決して少ない数字ではない。
フールーは、リニューアルに伴って、これだけのユーザーを切り捨てたのだ。
何とも、気分の悪い話である。

第2位のIEでは問題なく再生されるのか気になったので、vmwareでWindows 10を立ち上げ、IEでアクセスしてみた。
その結果が、以下の通りである。

仮想化環境だがら、ネットスピードが十分でなく、再生できないようだが、同じ動画配信サービスの「Netflix」は、問題なく再生される。
リニューアルされて、軽くなるのではなく、更に重たいサービスになってしまったようだ。
WindowsでIEを使っている人は、「画像がざらつく」などのストレスを抱えて、フールーを見ているのかもしれない。

ついでに、Edgeでも試してみたが、動作環境になく、以下の通りの結果だった。

Windowsの最新ブラウザに対応しないのは、どうかなとは思うけど……。シェアが少ないから、実害はあまりないか。

とにかく、今回のフールーの一件は、いろいろ思うところがある。ネットで検索すると、いろんな考察がヒットするので、興味のある方は、読んでいただきたい。

【追記:2017/05/23】
フールーからお詫びのメールが届いて、リンクをたどってみると、ヘルプに現段階での再生環境が載っていた。

パソコンをディスプレイにつないで再生できない。

これによると、FirefoxはWindowsでのみ再生できるようである。
Egdeも最新版なら対応しているとのこと。
しかし、ドメインを変更してリニューアルしたのに、お詫びのメールをユーザーに送る結果になるとは、準備が足りなかったのでは。
フールーの今後が心配である。


5月 12 2017

小説・第7話

あの頃の僕は、ホントにガキで、独りよがりで、女の子を丸ごと受け止めるような度量なんて、持ち合わせていなかった。ユミへの思いも、今から思えば、自分勝手なものだった。
ある時、演劇部の一人が転校するというので、お別れ会を開いた。僕は転校するコに、曲をプレゼントした。

 も一度聞かせて 新しいその人は
 僕よりあなたを愛しているの?

 この頃 あなたは明るくなったみたい
 僕のいないところで微笑んで
 二人でいるときには 遠くを見つめてる
 笑顔なんか 何処かに置き忘れたように

曲の評判はよかったが、よくもこんな歌をみんなの前で歌ったものだ。
こんなの聞いたら、ユミは辛くなっちゃうよな。
そんなことにさえ、気がつかないほど、僕は子どもだった。

実際、夏を迎える頃から、僕達は少しずつ歯車が合わなくなってきた。
彼女が他の男の子と話したりしていると、無性に気になって、なぜかいらいらしたり。原因は単純なんだけど、その時の僕は、自分の気持ちにどう対応すればいいのか、分からなかった。
「ヒビキ君、どうしたの?」
ユミが怪訝そうな顔をして、尋ねてくる。僕は黙ったまま、歩き続ける。
こんな時は、言葉が大切なのに。「君が他の男の子と一緒にいると、いらいらするんだ」って、口に出して言えばいいのに。そんなことも、僕は知らなかった。
僕が何も言わないので、ユミは仕方なく、僕の少し後を歩いてついてくる。
そのまま、坂道を下り終えて、駅の近くの高架下の公園に行く。そして、二人で黙ってブランコに乗っている。こんなデートを何回も繰り返すと、話のきっかけが掴めなくなって、更に黙ってしまう。
ホント、曲と同じみたく、「笑顔」なんて忘れてしまった感じに陥ってしまった。

誰かから様子を聞いたのか、久しぶりにリコが話しかけてきた。
「ユミとは、最近どうなの?」
僕が黙っているので、リコは勝手にしゃべり始めた。
「ユミって最近、家に帰るのが遅いみたいよ。お母さんが何度言ってもダメみたいで。そういうとこ、あるんじゃないかな」
なんで、そんなこと知ってるんだよ。それに、帰るのが遅くなるのは、不機嫌な僕に彼女が付き合っているからじゃないか。
僕が、軽くにらむように彼女を見ると、
「また、気になったら、声かけるね」
そういうとリコは、女の子達との喧噪の中に消えていった。

僕は自信がなかったんだと思う。ユミがどれだけ僕のことを好きかってことに。
それは、言葉を交わして、理解し合って、確かめ合っていく過程が大切なんだ。だけど、その頃の僕は、確かな実感が欲しかったんだ。
いつものように、高架下の公園で、いつものように、とっぷり日が暮れるまで二人でいて、そろそろ帰ろうかという時、
「ユミ」
そう言って、僕は彼女の腕を強く引いた。
ユミは一瞬戸惑ったが、僕に身をあずけた。僕は彼女の背中に腕をまわすと、彼女をきつく抱きしめた。彼女の匂いがした。
僕は少しかがむと、ユミにキスをした。長いキス。彼女は動かなかった。
キスをしながら、僕はやっと、ユミを実感としてつかみ取れた気がしていた。柔らかい唇、柔らかい躯、太陽の匂い。
その全てが、手放したくない、ユミの全てだった。
(続く)


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