「ねがい」

昨夜の阪神センター合唱団の定期演奏会で聴いた「ねがい」、聴いた瞬間に心にじんと染み渡り、いっぺんに気に入ってしまった。
ネットでいろいろ調べてみると、この歌は9.11同時テロに衝撃を受けた広島の大洲中学校の3年生達が作った平和宣言から生まれた曲とのこと。
とてもいい歌詞なので、ここに4番まで載せたいと思う。

もしもこの頭上に 落されたものが
ミサイルではなく 本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
きみは戦うこと やめるだろう
もしもこの地上に 響きあうものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに 囚われないで
人は自由の歌 うたうだろう
もしもこの足下に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合い 暮らすだろう
もしもひとつだけ ねがい 叶うなら
戦争を捨てて 世界に愛と平和を
このねがい叶うまで 人類(わたしたち)は
歩みつづけるることを やめないだろう

音楽を通して、愛や平和を訴えていく…
小さなことかもしれないけど、音楽を通してみんなが繋がれば、大きな力になるはず。
この歌は「21世紀、ヒロシマで生まれたイマジン」と言われているとのことである。


この歌を世界に広めていこうと、応援しているサイト「ヒロシマから発信する平和」を見つけた。
この歌詞の5願目を作ろうという呼びかけをしていて、みんなから集まった歌詞をどんどんつなげていっているとのこと。
世界26カ国。30言語に訳され、歌詞も155編と世界で一番長い歌として、ギネスに申請予定だそうだ。
上記サイトでは、この曲が生まれた経過や、曲自身をMIDIやMP3ファイルで聴くことができる。
CDや楽譜も手に入れることができるので、興味ある人は是非アクセスしてほしい。
なお、僕の聴いたものは山ノ木竹志・編詞、たかだりゅうじ・作曲のものだが、それ以外にも藤村記一郎や園田鉄美が曲をつけたものもある。
こんな風にいろんな人の心をとらえるのも、やはりこの歌に込められている願いが、文字通り人類普遍の願いだからだろう。
戦争は人間の本質ではない…
僕は心からそう信じている。

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