北オセチア共和国での、学校を占拠してのテロ…
ロシアの特殊部隊の突入で、テロ集団の大部分は殺害されたが、同時に多くの子ども達、市民が犠牲になった。
その数は現在で300人を超え、これからもますます増えていく模様。
どんな理由があろうとも、テロは許されない。
しかも、今回のように学校を占拠し、罪のない多くの子ども達を巻き添えにした行為は、世界中から非難の声が挙がっている。
いくらチェチェンの独立を要求するからと言って、こんなテロでは多くの人々はついてこない。
同時に、このような事態を避けられなかったのか、ロシア政府の対応も批判されるべきだろう。
「特殊部隊の突入は計画していなかった」というが本当か。
テロ集団を殲滅するためには、多少の犠牲は仕方がないと考えていたのでは。
その証拠に、プーチン大統領は犯人グループからの交渉の要求を蹴り、ベスランを訪問しなかったし。来たのは、事件が終わってから。
チェチェンの独立を認めないでおいて、いざとなったら見捨てる態度…。
まるで、東洋の端にある国の首相みたいだ。大学にアメリカの軍用機がつっこんだのに、夏休みを理由に訪問もコメントも出さない…
今回のテロの背景には、ロシアのチェチェンに対する軍事的弾圧もある。
やはり、武力と暴力からは何も生まれない。
こんな時代だからこそ、「日本国憲法前文」の精神が光っている。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
3人の子を持つ親としても、今回の事件は心が痛む…
21世紀が「平和の世紀」になるために、僕たちにできることは?
5 個のコメント
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Haruさんおひさしぶりです。いつぶりでしょう(滝汗;;
いつもロムってばっかで書き込んでなかったもので…すいません;;
ロシアは私の好きなブルームオブユースがテレビの企画で旅した場所なんです。
いわば、彼らにとっての”第2の故郷”です。
その故郷で起きた事件だけに悲しみはとてつもないものでした(つд`)
(ブルームの松ヶ下さんもこの事件について日記で少しコメントされてました)
だって…小学校の子供たちが殺されただけでも酷い話なのに、
200にんや300人ぐらいの生徒が殺されたなんて…
きっとテロリストだけが殺したとは限らないでしょうしね…。
あの銃撃戦で…。
こちらこそ、お久しぶりです。
ロムでも、読んでくださるだけでもありがたいです。
これからもよろしく!
さて、被害者は500人を超えましたね。
ホントに許し難い事件です。
テロ集団はもちろん、ロシア政府の対応にも腹が立ちます。
ブルームについては、お恥ずかしながらよく知らないのですが、政治的な発言を臆さないアーティストって、今輝いていますよね。
そもそも、日本の芸能人は政治的に何も言わないのが問題です。
社会的に影響力を持っているのだから、事務所やレコード会社、TV局など気にせずに、自分の思いをもっと発言して欲しいですね。
アカデミー賞の授賞式で、ボン・ジョビが「核兵器をなくしましょう」と発言したように、ね(^^)
ロシアの学校占拠事件とチェチェン問題について
ロシアの学校占拠事件で、沢山の罪のない人や子どもたちが殺されてしまった。
殺された子どもや残された家族のことを考えるととても胸が痛み悲しく思います。
いったいなぜ、こんな悲惨な事件が起こったのだろうか。
チェチェン過激派の犯行らしく、事件の裏にはチェ…
トラックバックありがとうございます。
「どんな理由があろうとも、テロは許されない。」
そのお気持ち同感です。
「テロ」という部分を「幼児虐待」とか「公金横領」とか「殺人」とか、一般的に悪いとされていることを当てはめてみて気づいたのですが、「許されない」とはどういうことか?という疑問です。
今のところ、「テロ」を「許さない」国家は軍事的な制圧に動き出しています。でも、「許さない」ということを実践するのは、はたして軍事的な力による攻撃だけでしょうか?
「許さない」場合の実践の可能性・選択肢。
この問題についてはいつか私が書いてる「この幸福な世界」で掘り下げて考えてみたいと思っています。
わざわざお越しくださり、ありがとうございます。
「テロ」の問題を一面的にとらえてはいけないと思っています。
今回のチェチェンの問題も、あそこまで武装集団を追いつめたものがいるわけで、そこを見ずして一方的に「テロは悪」と決めつけたところで、暴力の連鎖は止まりません。
おっしゃるとおり、軍事的な制圧では本質的な解決にはならず、ますます泥沼にはまっていくでしょう。
Blog拝見し、とても真摯に考えられている姿勢に感銘し、TBさせていただきました。
これをご縁に、これからもよろしくお願いいたします。