日中のうだるような暑さは、落陽とともに嘘のように退いていき、夜が風とともに涼しさを運んでくる。
Macの前の定位置に座り、横の窓を全開にする。
ブラインドが風に揺れている。
隣の家々の、生活の音が聞こえてくる。
シャワーの音、諍いの声、笑い声、そして子どもの泣き声…
そして、僕の部屋からは、ひたすらキーボードを打つ音。
できれば、蛙の歌う声が聴きたいな。
子どもの頃、夜な夜な耳にしながら、眠りについたあのメロディ。
裏に田んぼも山もあるけれど、今夜はなぜか黙っている。
夜の匂いが部屋に流れ込んでくる。
空には星が瞬いている。
今をともにしたい君は、遠くの街にいる。
涼しい風が吹いている。
このさやかな風にそっと、想いを載せて飛ばそう。
7月 23 2005
2 個のコメント
素敵なエントリだなぁと、うっとりして読みました。
蛙の鳴き声は、わたしは、今年はまだ聞いていません。
わたしの家の前には川があって、そこに蛙がいるんですね。
夏には、蝉と蛙とが、まったく同時にいっせいに鳴き出して、
それで真夜中によく起こされます。
だけど、どうしてだろう。
蝉と蛙になら、真夜中に起こされても、嫌じゃないんですよね。
風にのせた想いは、願い事でしたか?
もし、そうなら、わたしのものとあわせて、
昨夜、流れ星にお願いをしました。
かないますように…
トラックバック、うれしかったです。
Haruさんからのトラックバック、いつもうれしいです。
それでは、おやすみなさい。
せっかくコメント頂いたのに、返事が遅くなって申し訳ありません。
うちの周りはまだ田んぼがたくさん残っていて、オタマジャクシを捕ったり、まだまだ楽しめます。それでも、近年休耕田が増えてきましたが…
こういう環境が消えていくのは、寂しいですね。やっぱり、人らしく生きるには、昔ながらの環境が大切です。
願い事は、流れ星に届いたでしょうか?
一緒にかなえばいいですね。そう祈っています。
では、また。