ありがとうのちから

前のエントリーで紹介した映画だが、はまってしまって返却するまで、毎晩観てしまった。
何回も観ているうちに、いろんな仕掛けに気がついたのだが、まあそれはさておき、台詞の中で頻繁に「ありがとう」が使われているのが、耳に残った。
「ありがとう」…、短い言葉なのだが、耳にする度に、心の中にふわっと温かい気持ちが広がる。
戻ってきた澪に、「もう一度あなたのことを好きになっていきたい」と言われて、巧が返す「ありがとう」…
「巧が私以外を愛するようになったらいやだ」と泣く澪を励ます長瀬に対して、澪が言う「ありがとう」…
雨の季節が終わり、去っていく澪が巧に残す「ありがとう」…
この映画が見る人に温かい気持ちを残すのも、この言葉のせいかもしれない…
自分は一人の力だけで生きているんじゃない
そう思ったとき、自然と口に出る言葉なのだと思う。


実は、先週の土曜日は12年間勤めた職場の歓送迎会だった。
やはり、12年は長い…
差し障りのないことを話して、きれいに終わろうと思っていたのだが、自分の人生そのものを交えて話さなければ、納得のいく終わり方にならないと思い直した。
そこで、聞き苦しいところもあるだろうと思いつつ、当時の管理職に言われた言葉に傷ついたことを話し、見返すつもりでがんばった結果、身体を壊したこと…
そして、病休中のつらかった気持ち…
休むことで多くの人に迷惑をかけたこと…
再び働けるようになった喜び…
そのときに多くに人たちの支え…
そういうことを話していると、不覚にも涙がこみ上げてきてしまった。
泣かないつもりできたのに…
その後、今の管理職に挨拶をしにいくと、「本当にがんばったんだね」という暖かい言葉…
いろいろ話しているうちに、この学校が抱えていた問題に対して、管理職の二人が僕と同じように考えていたことがわかってきた。
やはり「見ている人はちゃんと見ているんだ」と思った。
同時に、管理職という立場の人と、こんな風に話ができたことが無性にうれしくなって、また僕は泣いてしまった…
お世話になった職場の人たちには、このブログ上ではちゃんとお礼を言っていなかったので、改めて書いておきたい。
本当にありがとう。僕はこの学校の一員でよかったと心から思います。
この職場での出会いは、僕のこれからの人生にとって、大きな財産です。
いろいろお世話になりました。
いつかどこかでお会いしたら、また一緒に仕事をしましょう。
これで僕の12年間に、きっちりと区切りをつけることができた。
新しい職場で、また新しいことに挑戦していきたい。

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