あの日から12年…

神戸のことをエントリーした後に、こんなことを書いているのも、偶然ではない何かを感じてしまう。
12年前の午前5時46分、あの大地震が阪神地区を襲った。
僕はその時はまだ実家に暮らしていて、2階に寝ていたのだが、ものすごい揺れの中で無意識に「うわー!」と叫んだことを覚えている。
目を開けると部屋中ぐちゃぐちゃで、僕が寝ていた布団のところだけ、すっぽりと抜け落ちたように何事もなかった。
頭の横には6kg以上もあるスピーカーが、倒れていた。あれが頭を直撃していたら、無傷ではいられなかっただろう。打ち所が悪かったら…
今思い起こせば、生き残ったというべきだろう。
今日はTVで震災の特集がいろいろ放送されていたが、未だに生活の基盤を失ったままの人たちのことを聞くと、この国はいったい誰を大切にしているのだろうと思う。
先日神戸に行ったときも、昔とは違った空に届くようなビル達を見上げ、あの震災で儲けた者達のことを考えた。
あそこに住んでいた人たちは、今はどこにいるのだろう…
忘れてはいけない、あの日のことを。
国の基盤である憲法さえ変えると公言している男を戴いているこの国を、本当に優しい国にするためにも。

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