日本国憲法を守ろう

日常に追われて、新聞さえ開く時間がないほど、忙しい毎日…
そんな僕の生活を尻目に、この国はどんどん変な方向に行こうとしている。
日本国憲法を改悪するための、国民投票法案が参議院の特別委員会で強行採決された。
安部首相の改憲プログラムに無理矢理合わせたやり方。
2011年には憲法を改悪し、9条を書きかえ、日本を戦争できる国に。
でも、その大本の案は財界が出していることを見落としてはならない。
18歳選挙権を云々しているが、それは18歳から徴兵できるための地ならしのためであることを、多くの国民は気づいているだろうか。
国民投票法案—60年後の不幸な出発:asahi.com

あれよあれよという間に、憲法改正の手続き法ができてしまう。そんな感想を持つ人が少なくないのではないか。いずれ作らねばならない法律だとはいえ、中身や問題点について十分に周知されたとはいいがたい。

憲法を守るため、少しでも多くの人と連帯していきたいと思い、「国民投票法案」のトラックバック・ピープルに参加することにした。


戦争になって死ぬのは、僕たち普通の国民である。
間違っても、今回法案に賛成票を投じた議員が戦場に行かされることはあり得ない。
それは本人達も十分わかっていること。自分達は「選ばれた人間」だから。
戦場へ行くことへの想像力が欠如している。
だから、簡単に賛成票を投じることができるのだ。
この法案は、最低有効投票数が規定されていないため、場合によっては有権者の1・2割の賛成でも改憲できてしまうという、根本的な問題が指摘されている。
また、公務員や教員の「政治的行為の制限」の中味が不明確、その反面、資金が潤沢な団体が各種メディアを通して自分達の意見を宣伝することは野放しという、おおよそ権力者に有利なものになっている。
それ以上に、根本的に問題なのは、日本国憲法は自身を根底から書き替えるような改憲を認めていないということだ。

第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

国会議員である安部首相が、今の憲法の精神を無視した改悪案を提示すること自体、憲法を遵守する義務を負う立場として、間違っているのである。
今日本の国会という場で、静かに進められているクーデター。
僕たちの国が乗っ取られようとしている、一部の恵まれた支配者達に。
取り返そう、僕たちの国を、僕たち普通の人間の手の中に。
そして、この国の未来である、僕たちの子どもの手の中に。

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