考えがまとらなくて
とりとめのないことばかりが、頭をよぎる夜
こういうときに、コトバの神様が降りてくる気がして
手にするのは愛用の万年筆
ものを書くって、結構恥ずかしいこと
胸をかち割って、脈打つ心臓を見せるみたいで
他人から見たら、グロテスクなものでしかなくても
僕に取っては、大切な命の源
胃がしくしくと痛むよ
ビールの泡が染みこんでいく
身体を痛めているまさにその時に
生きていると、実感するのはなぜ
死に親しむほど、生は彩りを深めていく
孤独は、愛している人といる時に強くなる
相反するものを、この腕に抱き留められた時に
僕達は人生の意味を、豊かに掴めるのだ
共感のない「タテマエ」が、僕を苦しめる
弱さを自覚しない強さが、僕を追い込んでいく
「かっこよく」生きられるのならば
僕はコトバを紡いだりしないだろう
神様が、ああ神様がいるのなら
僕に、人生の秘密を教えてほしい
夢の中で、ダイジョウブと言ってほしい
白く光る輝きの中で
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