今、じわじわときている「Mastodon(マストドン)」を始めた
「Mastodon」とはなんぞや、と言う人は、以下のwebpageがその仕組みや思想がよく分かると思う。
一部ではTwitterの代替サービスのように言われているようだが、本質的に全然違う。
Twitterを「中央集権」的なサービスだとしたら、Mastodonは「分散」型のサービスだ。
そこには、一社が全てを支配し、決定している世界ではなく、複数の「インスタンス」(サーバー)があり、そのどれかに(あるいは複数のインスタンスに)登録し、500字以内で今の自分を「toot(トゥート・吠える)」する。
「インスタンス」同士も連携しており、他のインスタンスにいるユーザーのフォローもできる。
と書いても、やっていない方には、全然想像できないと思うが^^
今日半日使って見て、久しぶりに気持ちがハイになった。
これはTwitterを初めて使った時の気持ちに似ている。2007年5月に始めたのだが、その頃は今ほどのユーザーはいなくて、フォローしあった人とはとても親密な感じになった。お互い、リプライしあって。今でもつきあいが続いているくらいだ。
それがユーザーが増えるに従って、一方的にツィートする人たちが増え、政治的なことを書くとドバーッと非難のリプライがついて(僕が反主流派だから、ますますだろうけど)、かつての牧歌的なムードはなくなってしまった。
今日は主に大阪に住んでいる人たちが参加しているインスタンスに登録してみたのだが、同じ所に住んでいるということもあって、みんな和気あいあいという感じ。初参加の僕も温かく迎えてもらえた。
この雰囲気は、10年前のTwitterのようだった。それぞれのtootが絡んでいく感じに、久しぶりに興奮してしまった。
インスタンスもまだ数は少ないが、いろんなものがあり、音楽を愛好している人たちの集まりや、小説を書いてる人たちの集まりもある。自分の興味・関心でインスタンスを選べば、気持ちのいい関わりを作ることができる。
そして、気が合いそうな人をフォローする。Twitterのあてどない感じに比べて、嗜好がはっきりしてる相手なので、気持ちのいいタイムラインを作ることができる。
現在、日本にあるインスタンスは、下記のwebpageを参考にしてほしい。
なんとなく、イメージはわいてきただろうか。
まずは難しいことを考えずに始めてほしい。そうすれば、感覚的に分かってくると思う。
しばらく使って見て僕が思ってことは、「自分のインスタンスを立ち上げたい」ということ。
VPSなどのサーバーをレンタルして、Linuxの知識があれば、自分のインスタンスを立ち上げることができる。
そうすれば、自分のtootは自分のサーバーに保存されるし、ネットの中でもっと自由になれる。
この「自由」という感覚がとても大切だと思う。
Twitterという会社に自分のTweetを全て管理されているのとは違って、自分の発言は自分で管理し、責任を持つ。
そういう意味でも、新しいコミュニケーションのあり方を提示しているのが、Mustodonなのである。
僕が最近ブログの更新を頻繁に始めたのも、同じ理由である。
facebookはその一社に全て握られているし、友達同士の結びつきが強すぎて、書く内容も選択してしまうし、ぽろっと本音を書くと「友達」から「それはSNSにはふさわしくない」とダメ出しされる。
その分、ブログは自由だ。
僕のブログはどこかのサービスを使っているのではなく、自分でサーバーを借り、Wordpressをインストールして、独自にドメインも取って運営している。誰かの元にあるのではなく、完全に僕の責任の下で公開している。
こういう自由が、インターネットの世界では重要ではないだろうか。
自分で責任をもっているからこその自由。ここにこれからの世界のあり方があると思う。
最後は話が大きくなってしまったが、Mustdon、面白いです。
ぜひ、この世界を味わってください。
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