書きかけの詩を公開してみる

そもそも、僕のHPは自作の詩や曲を公開するのを目的に始めたのだが、最近はそのあたりは全くおざなりになっている…
Blogを導入してからは、そちらの方の更新の方が楽なので、いろいろエントリーはしているが、元々はHPの日記ページの延長線でしか考えてなかった。
それが、今やBlogが中心になってしまった感じで、しかも、政治の堅い話題から、好きな映画や音楽、はたまた料理など、僕のHPはいったいどこへ向かっているのか、自分でもよく分からなくなってしまっている…
平日は公私ともに忙しく、更新もままならないのだが、では週末はと言っても、書きたいことはたくさんあるような気はするのだが、実際は更新することが目的で、ネタ探しに翻弄している自分を発見して、愕然としたりする。
今、本当に書きたいことって何だろう。
iPod Photoを触ったこと? いや、そんなことなんて、僕じゃない誰かがすでに書いていること。
今の僕の心にぴったりくることって…
そうだ! 書きかけの詩、これを完成させることだ。
読み返してみると、荒削りながら、自分の琴線にびんびんくる…
というわけで、1割も完成していない詩ですが、とりあえず公開します。
興味ある方は「続きを読む」をクリックして頂き、コメントをいただければ幸いですm(__)m


「会いたい」
君に会いたくなると
ここに来る
川のそばの小さな公園
涼しい風の吹くベンチに座り
透き通った空を見上げる
星もまばらな夜空の下
いつしか僕らはここにたどり着いてた
言葉を重ねるごと
遠かった君が近くなる
君の本当が見えてきて
その輝きの中に僕はいた
魔法の解けたシンデレラのように
ありのままの二人になる
いつしか手と手を求め合い
二人は夜へ溶けていった…
果てしない海を渡る鳥が
休む止まり木のように
君はそこにいる
この世には
出会えぬ出会いがあり
結ばれぬ契りがあり
その中で 僕らは
一瞬(ひととき)の出会いを出会い
一瞬(ひととき)の契りを結び
そうして 二人で橋を渡った
握りかえしてくる君の手の温み
体をあずける君の重さ
それは幻ではなく
確かに此処にあるもの
その一つ一つが確かなものとして
僕の支えになっていく
ライオンと闘うオリオンの真下で
僕たちは何と闘っていくのか
一番暗い夜明け前に
まだ昇らぬ朝日を見つめている
二人を哀れむように
まばらな星達が瞬いている

5 個のコメント

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  1. Haruさん、こんばんは。
    詩、いいですね。
    「握りかえしてくる君の手の温み」のくだりの辺、特に好きです。
    あと夜の空気感のようなものが伝わってきて。
    曲も作られるんですねー。「人魚姫」聴いてみました。いい感じです。:-)
    RealAudioがうまく聴けませんでしたが、歌入りとかないんでしょうか?

  2. Haruさん、こんにちはー。復活してきました!
    素敵な詩ですね。
    「一番暗い夜明け前」に何かを掴むことができたふたりの強い意志を感じます^^
    ところで、曲も聞くことができることも初めて知りましたー。
    すごく綺麗な曲。ココロ洗われる気持ちでした。Haruさんの才能、すごいです!!

  3. コメントありがとうございます。
    >うっちーさん
    「握りかえしてくる…」のあたりは、この詩のクライマックスでもありますから、気に入って頂けて、うれしいです。
    夜の匂いや独特な感じを出したいと思っていたので、ありがたい評価でした。
    「人魚姫」は高校自体の作ですが、自分でも好きな作品です。あの頃は、こんな曲を作れる自分は、絶対音楽で飯が食えると高をくくっていましたが(^^ゞ
    …残念ながら、歌入りはありません…
    >Hinaさん
    復活待ってましたよ〜
    夜明け前が一番暗いけど、でも、それは新しい1日の始まりの前兆でもあるわけで。
    この二人が、何をつかみ、どうなっていくのか、基本的に詩は読み手のものと思ってますが、きっと一筋縄ではいかない道が、二人を待っていることでしょう。
    「黄昏」の方は、ファイルのアップがうまくいかなくて、リンクが切れた状態になっています。
    直そうと思いながら、そのままにしているのは、基本的に僕が無精だからですね(^^)
    これから、折を見ては手直しした途中経過をエントリーすると思います。
    もう少し物語性を持たせながら、二人の関係性が明確に読み取れるようにするつもりなので、乞うご期待?

  4. わー、いいですー!
    読んでいてふと思い浮かんだのはオフコースでした。小田さんの歌のように、優しくて切ない。
    とっても切ない。
    これに曲が付いたら泣いてしまいますよ。

  5. >mamaさん
    さすが鋭い。実は僕も小田さんの大ファンで、高校時代かなり影響を受けました。
    そう、切ないですよね。こんな切ない恋って、今はすることもないけど…
    恋って、恋している瞬間が一番いいんでしょうね。
    <これに曲が付いたら泣いてしまいますよ。
    うーん、メロディーをつけようかな(^^)
    実は、これまた作成途中の曲があるので、今度はこちらを公開するかも知れません。
    ではでは。

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