寝息をたてる妻の横で

3人の子ども達に夕食を食べさせ、風呂に入れ、寝かしつけて…、という怒濤の時間が過ぎたら、たいていは夜の10時を過ぎている。
妻は、日頃の疲れも出てか、子ども達と一緒に寝込んでしまっている。
でも、確かまだ仕上がっていない仕事があったと言ってた。何回も起こすが、睡魔に勝てないようで、起きてこない。
明日は、8時出勤だから、朝は忙しいのに大丈夫だろうか。
小1の長男は、なんやかんやいっても、やはりお母さんの方がいいわけで、妻が早い出勤の時は、朝から情緒不安定になる。地団駄踏んで、泣きわめいて…
妻の帰りが遅いときも同じ。「いつ帰ってくるの?」としくしく…
そういう様子を見ると、ついこちらもイライラしてきて、「そんなことで泣くな!」を一喝してしまう。
本当は長男は無条件に抱きしめてくれることを望んでいることは、頭では分かっているのだが、目の回る忙しさの中で、どうしても心のゆとりがなくなってしまう。
子育てって、理屈通りにはいかない。日々、後悔と迷いの連続だ。
安らかな寝息をたてている妻を見ると、起こすのが忍びない。
しかたなく諦めて、洗い物の残りを片づける。
もうすぐ、日付変更線を越える。
これが、僕の毎日である…

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