平中悠一を知っていますか?

平中悠一という作家をご存じだろうか?
このエントリーに反応した人は、きっと僕と感性の一致するところがいっぱいあるだろうな(^^)
“She’s Rain”という作品で、1984年に「文藝賞」を受賞した。
これは彼が高校生の時に書いた作品。
主人公のユーイチとレイコという女の子との、ひと夏の淡いラブストーリーを描いたもの。
映画にもなったので、読んだことのある人も多いのではないだろうか。
初めて読んだとき、懐かしい心の痛みと、何とも言えない読後感をもった。
それもそのはず、彼は僕の高校の後輩である。
だから、小説に出てくるシーンの端々に、「ああ、これはきっとあそこだな」と、別の面からも感情移入して読めたわけである。
とはいっても、もちろん顔見知りではなく、僕は3年の時、彼は1年だった、というそれだけの関係…。
高校の創立50年記念誌には、ちゃんと彼の名が載っている。もちろんだよね。
そして、うちの親父の名前も…。そうか、結構有名人なんだ。
僕は載っていないけど(:_;)
まあ、そんなことはさておき、久しぶりに懐かしくなって、本棚から取り出してページをめくってみた。
そして、最近はどうしているだろうと思ってネットで検索してみると、ちゃんとHPを開いていた。
yuichi hiranaka WorldClub


実は、久しく作品を見ていなかったので、作家をやめたのかと心配していたのである。
いちファンとして、ひと安心(^^)
20年のキャリアがある割には、彼は寡作で、ハードカバーの本は12冊しか出していない。
そのうち、5冊もっている僕は、結構マニアな方かな(男としては、だけど)。
僕のもっているのは…
“She’s Rain”(1984)
“Early Autumn”(1986)
Boy in his GINGHAM-CHECK(1990)
それでも君を好きになる(1991)
麗しのUS(1992)
お勧めは最初の2冊と、「麗しのUS」に載っている『かぼちゃ、come on!』。
もちろん、それ以外も、ティーンだった頃の淡い恋心を忘れずにいる人なら、彼の紡ぎ出すコトバたちに、きっと共感するんじゃないかな。
ではでは、久しぶりに彼の新作を買いに行くとするか…

3 個のコメント

  1. 平中と夜明け(Sunrise with hiranaka)

    yuich hiranaka INTERNAITONAL FAN CLUB   (平中悠一オフィシャルサイト) 平中悠一 発表作品数は極めて限られているにもかかわらず、詩のように厳選されたことばによる リリカルな情景描出と音楽的な文体で、独特の言語空間を創り、 たいへん熱心な根強い読者にデビュ…

  2. こんにちは。
    Matsu@猿棒です。
     平中悠一のキーワードでうちのarchiveが見つかったというのはとても驚きましたよ。しかも、作家本人と同じ高校出身の方からコメントがあるとは。(笑
     中学の頃に河出の文庫でShe’s Rainに出会って以来、思い出したように刊行される新刊に手を伸ばしては、挫折と高揚の中間くらいの気分で本を閉じて来ました。確かに今では名が売れているとは言えない作家ですよね。友達に「何か面白い本無い?」と聞かれるたびに推薦する作家なんですけど。
     それで、トラックバックしてみました。
     まともに使ったのは初めてですが、よく考えられている機能だな、と。面白い。
     She’s RainとEarly Autumnは僕も好きです。後は「それでも君を好きになる」に入っている『僕のヴァイオリン』という短編がお気に入りでした。地味な話を書くのがうまい作家って素敵ですね。
     ちなみにハードカバー9冊ほど手元にあるんです。
     男としてはかなりのマニアなんでしょうか?(笑

  3. Matsuさん、初めまして。
    わざわざお越しくださり、ありがとうございますm(__)m
    僕も検索でヒットしたとき、思わず歓喜の声を上げましたよ。
    いやあ、同じ感性の人がいるんだなあって(ちょっとオーバー?)
    彼とは世代も同じだし、佐野元春が好きだと言うこと、その他出てくる小物やコトバ遣いが、琴線に触れるんですね。
    「素的」なんて、なんか馬鹿なワープロがしたような誤変換みたいなコトバが、また深みがあって好きですね。
    それに、彼もMac使いであるということ、共通点が多いんですね。
    「僕のヴァイオリン」も好きですよ。
    少年期から前思春期に入っていく男の気持ちがよく書けていて、佳作だと思います。
    作品数は少ないけど、その分質は安定しているのではないでしょうか?
    僕としては、まだ作家として活動していてくれたのがうれしくて、エントリーした次第です。
    これを縁に、今後もよろしく!
    では。

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