2017年5月8日 archive

小説・第6話

マルーン色の電車の窓から、光る海が見える。 僕とユミがステディになってから、二人で過ごす時間が長くなった。高校からの帰りも、仲間と帰るのではなく、ユミと一緒に帰るようになった。 季節は、高校に入って3度目の春を迎えていた …

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