時が解決してくれること

昨日は僕の職場の体育祭、今日は長男の小学校の運動会…
秋の大きな行事が終わり、今日は久しぶりに家族全員で焼き肉を食べに出かけた。
今年の運動会には、おじいちゃん・おばあちゃんにも来てもらい、ご満悦だった長男。
実は、朝は「運動会行きたくない〜。緊張する〜。いやだ〜」とごねていたんだけどね。
そのことをおばあちゃん(僕の母)に話すと、「あんたもそうだったからね。1年生の時は学校行かなくて困ったんだから」と言われてしまった。
まだ「不登校」という言葉もなかった時代だ。
長男の行き渋りは、僕の遺伝子だね(^^ゞ
そんな長男だが、集団演技は生き生きと踊っていた。
「ゴクセン」のテーマソングにのせて…
いやあ、彼の方が僕よりも、よっぽどしっかりしているかもしれない。


母は元小学校の教師。
入場行進の様子を見て、「手と足が合っていない。出て行って指導したいわ!」と、血が騒いでいる様子。
40年前の子どもとは様変わりした様子に、「今の子は、野原で思い切り遊んだりしてないからね〜」と的確な批評。
徒競走では、手を十分に振り切れていない子ども達に、「何、あの手をひらひらさせて走っている子は!」と手厳しい。
周りで父母達が歓声を贈っている中で、僕たち親子は教育談義に花を咲かせていたのであった。
亡くなった祖母も、短い期間教員をしていたので、考えてみれば、うちって教育系家族…
これって、いいんだか悪いんだか。
祖母は頼りない僕をいつも心配していて、就職が決まったあとも「あの子はちゃんと働けるだろうか」といつも口にしていたそうだ。
残念なことに、僕が働き始める3ヶ月前に、突然天に召されてしまったが、そういわれた僕も今年、勤続20年の記念品をいただいた。
おばあちゃん、ちゃんと働いているよ
子どもも3人、想像できないかもしれないけど、ちゃんと「お父さん」してるよ
人間って、結局何とかなるんだと、心から思う。
焦らなくても大丈夫。たいていのことは、時が解決してくれるから。
幸い、僕の母は過剰な子育て情報に惑わされることがなかったから、行き渋りの僕にのんびりとつきあってくれて、おかげで僕はゆっくりとそんな自分を卒業することができた。
子どもに必要なものは、時間と空間なんだね。
長男は80m走では2位でゴールしていた。
すごい! 僕の子とは思えない(^^)
今日1日がんばった長男に、みんなで乾杯して、おなかいっぱい焼き肉を食べた。
ビールに心地よく酔いながら、「蛙の子は蛙」というか、「期待しすぎないこと」「命のつながり」など、とりとめのないことをぼんやりと考えていた夜だった。

2 個のコメント

  1. こんばんw。
    なんだかコトバに詰まりました。
    きっと緩やかに時間を使えてきたんだと思います。環境も考えも違ぅから分からなぃけど 温かな周りに逆らい続ける事もなく甘え過ぎ事もなく 前を照してもらぃながら うつむかずに歩いてきたんでしょぅね。

  2. 央さん、コメントありがとう。
    そんなたいしたもんじゃありませんよ。
    人間、なるようにしかならないし、なるようになるっていいうこと。
    お互い、肩の力を抜いて、歩いていきましょう。

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