一晩明けて、よく考えてみると、要はiCloudはMac内のデータをクラウドで同期するサービスである。ということは、もう一度CalendarのMac内にデータを復元し、iCloudと同期すればいいはずである。昨夜は、バックアップアーカイブから復元していたから、うまく行かなかったのである。やはり、サポートページの通り書き出したバックアップを使うべきだったのである。
しかし、ここでもまた落とし穴にはまることになる。それは後述することにする。
(1)まず、Macをネットから完全に切り離して、バックアップアーカイブからデータを復元する(今はそこにしかデータがないからである)。
(2)前の記事に書いてある方法で、カレンダーごとにバックアップファイルを書き出す。例えば、下のように二つのカレンダーがあれば、それぞれを選択して書き出す。
そうすると、下のように二つのバックアップファイルができているはずである。
(3)この段階で、いったんiCloudの全ての機能を停止し、できればサインアウトしておく。そして、それ以上に重要なことは、ここでMobileMeの機能も全て停止し、こちらはアカウントそのものを削除するのである。
「アカウントを削除」ボタンを躊躇なく、押さなくてはならない。なぜなら、MobileMeを残しておくと、アップグレードした後、常に同じカレンダーデータが2回iCoudにアップされてしまう。その結果、カレンダーの項目が常に重複してしまうのである。
私はこの落とし穴にはまり、なかなか気づくことができなかった。
つまり、MobileMeとiCloudは両立できないサービスであり、iCloudにアップグレードするということは、MobileMeは「捨てる」ということなのである。
このことが、Appleのサポートページのどこにも明記されていない。確かに、よく考えればわかることかもしれないが、やはり不親切だろう。
もちろん、MobileMeのサービス期間の人は、25GBのストレージがサービスが終わるまではもらえることは、Appleの名誉のために書き添えておく。
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