週末は家族とともに

ファルージャのことをエントリーしたところ、コメントやトラックバックをいただき、その方のBlogにおじゃまさせていただいて、いろんなBlogを渡り歩き、改めて多くの方が真摯にこの問題について考えられていることを知り、この国の未来に光を感じた。
また、じっくりと読ませていただき、コメントなどで呼応していきたいと思う。それもまた、繋がっていく力の一つになると思うから。
さて、遠くイラクの地で家族が引き裂かれ、多くの罪ない人々の命が奪われいるその時に、うちの家では仕事で帰りの遅い妻の変わりに、僕が夕食を作る週末である。
「今日はお父さんの特製料理だぞ」というと、子ども達は「わーい! やったー」と喜んでくれる。こんな当たり前の時間を過ごせることを、しあわせというのだろう。作ったのは、野菜炒めに過ぎないのだが…
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胡麻油で炒め、ソース、醤油、塩、胡椒で味付け。このハーモニーが、最近のお気に入り。


青物は、白菜とごまの和え物を作る。醤油と粉昆布で味を付ける。
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ともに夕食を食べた後、子ども3人とお風呂に入り、寝かしつける。長男に促されて「花咲じいさん」の話を語り聞かせながら…
思えば、これは僕が祖母から夜な夜な語ってもらった昔話だ。隅から隅まで覚えている。
今日は、子ども達を連れて公園に遊びに行き、野球に興じる。
前までバットにボールがかすりもしなかった長男だが、今はかなり打てるようになってきた。やっぱり、たくさん経験することが大切。次男はボールを追いかけて走り回っていた(^^)
僕の父親は仕事一辺倒の人だったので、一緒に遊んでもらった記憶がほとんどない。
ちょっとしたことで怒られてばかりで、いやだったことしか覚えていない(もちろん、今は親父のことをいとおしく思っているが)。
最近、子どもを平和的な人格に育てるには、社会的な環境が大切だと感じている。
両親とも長時間労働で、精神的にゆとりがなく、子どもとじっくりつきあえない。またそうでなくても、習い事や過当な競争の中で、ゆっくりとした子ども時代が保障されない…
そうした中で吹き出してくる子育ての問題を、家庭・学校にのみに押しつけ、挙げ句の果ては教育基本法、そして日本国憲法の改悪…
遠い地で殺されている人の痛みを想像できる子どもを育てるには、まず自分自身愛されて、大切にされている実感が必要だろう。
愛を知らない子どもが、他人を愛することなどできないのである。
せめて週末ぐらい家族で過ごす時間をもてる社会に。
長時間労働と競争的な教育課程、教育基本法・憲法改悪、ファルージャでの米軍の蛮行、追従する日本政府、そして「愛国心」の強要…
これらを同じ次元で論じる感性が必要だろう。
祖母が毎晩昔話を語ってくれた、あの暖かい夜をもう一度…

2 個のコメント

    • 矢野 on 2004年11月22日 at 1:31 AM
    • 返信

    お久しぶりで~す。
    BBSにも書き込ませていただきましたが、とりあえず、1つ目の合格通知を手にしました~♪
    先生って、お料理が上手なんですね。
    本当においしそうな野菜炒めじゃないですか?!
    僕が父に料理を作ってもらったという記憶は、ほとんどないですね。
    いつも先生が作った料理の画像を見るたびに、腹が減ってきます(笑)
    ちなみに僕のこの週末は、携帯を変え、家族で昼食、散髪、そして塾に行き、古○君と共に自習と言う、何とも平凡な1日を過ごしとりました(笑)
    塾では、2人で一生懸命(?)頑張ってます。
    では、明日も学校があるので、この辺で!

  1. レスが遅くなって、ごめんなさいねm(__)m
    料理はあんまりうまくないですよ。まあ、うまくいったときしか、エントリーしていないというのが現実です…
    男が料理するということが普通の世代は、僕よりも下でしょうね。僕の場合は、妻の帰りが遅いことが多いので、自分で作らなければご飯がないということが出発点ですね(^^)
    でも、料理はできた方が人生楽しいですよ。幅も広がるし。
    古○くんとのつきあいはまだ続いていますか。いいことです。二人で、是非とも目標を達成してくださいね。
    応援しています。
    では、頑張ってください。

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