福祉切り捨ての本性を現し始めた倉田箕面市長

やはり、来たかという感想である。

箕面市が「緊急プラン」という名の下で、市民の生活・福祉を切り捨てる財政改革案を出してきた。

「箕面市緊急プラン(素案)」について

・児童・生徒就学援助、障害者医療食事療養費助成などの見直し
・私立幼稚園児保護者補助金や各種団体補助金などの見直し
・保育所保育料、市立幼稚園授業料、市立施設使用料、ごみ処分手数料、証明発行手数料、市営住宅家賃などの値上げ
・幼稚園1園程度、図書館1館程度、第2市民プール、職員会館を廃止

これらは案のほんの一部であるが、市が認めるとおり「市民の生活にも厳しく切り込む」内容になっている。
未来の世代に負の資産を残さないといっているが、今の財政難の根本的な原因は、手を広げすぎた大規模開発にあることは、誰もがわかっていることである。
今回の緊急プランは、そこに切り込むことなく、子どもや老人、障害者などの社会的弱者に、その負担を押しつける内容になっている。

やはり、藤沢市長の下、公立保育所民営化など、福祉を削ってきた張本人である。
提案の理由も内容も、橋本大阪府知事にそっくりなのは、これが強者の論理だからなのだろう。政治は市民を守るためにあるものという発想が、全くない。

何よりも、今回の提案は倉田市長自身の公約に反するものであることを、自覚しているだろうか?
彼は「子育てしやすさ日本一」を掲げて当選したのである。その結果出てきた案がこれでは、選んだ市民は裏切られたも当然である。
彼は、選挙期間中大規模開発のことに全くふれなかった。それは見直す気が全くないからであり、今回の提案でそれがはっきりした。

強いところには何も言わず、弱いところからむしり取っていく、これこそ「いじめ」の構造ではないか。前にも書いたが、タイプは違うが、橋本知事と倉田市長は同じ思考・行動様式の人間である。

とりあえず、市は市民からの意見を広く募集するということなので、ぜひ市民を大切にする市政を行うことが、市長としての公約を果たす責任であることをしっかりと訴えていこう。

「緊急プラン(素案)」に対する意見募集

緊急プランの中身にじっくりと目を通して、今後tonetalkでも本来あるべき箕面市政の姿を考えていきたいと思う。

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